クリエイターズ・インタビュー
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クリエイターズ・インタビュー

オーガンジーの素材感や表情を生かして、
世界でひとつだけのオーダードレスを制作

ウエディングドレスSALA  山本博子さん

世界にたった1枚のドレスをオーダーメイド

ウエディングドレスやイブニングドレス、カクテルドレスなどを完全オーダーメイドで作っています。制作の大まかな流れとしては、お客様との打ち合わせにはじまり、その中で、デザインや色、生地などを決め、サイズを測り、仮縫い、本縫いと仕上げて行きます。制作日数は仮縫いを入れて、最低1ヶ月半もあれば完成します。
見本の型などはなく、まったくイチからお客様とともに作り上げていきますので、同じものはひとつもなく、思い描いた通りのドレスに出会えることがオーダーならではの魅力です。
デザインのイメージとして雑誌の切り抜きを持ってこられる方もいますし、生地をご自分で持ち込まれる場合もあります。
オーダーと言うと「すごく値段が高くつくのでは?」と思われがちですが、デザインによってはレンタルと変わらない値段でできる場合もありますし、何でもお気軽にご相談いただければと思っています。

ドレスづくりに欠かせないオーガンジーの魅力

透明感があって、軽やかで、すごく特長がだしやすいところが、オーガンジーの魅力だと思います。
オーガンジーを使ったデザインは、生地自体の分量を増やすことでボリュームのあるシルエットを作り出すパターンと、フリルづかいで立体感をだすパターンが中心で、もっとシンプルなラインのものになると、普通のオーガンジーより少し肉厚なサテンオーガンジーを使うこともあります。
また、同じフリルをつけるにしても、立ち上がりの分量や幅などで表情はガラッと変わってきますし、大人っぽいかんじものから、ものすごく華やかで、かわいらしいイメージのものまで、幅広いデザインに使える生地だと思います。
サンコロナ小田さんのオーガンジーなら、はじめからたくさん色が揃っていて、新たに生地を染める必要がなく、比較的、リーズナブルに仕上げることができるので、とても助かっています。

オーダードレスならではの用途にもひと役

ドレスとして仕上がった後も、オーガンジーのシワになりにくく、軽いという点は見逃せないメリットです。
ドレスをオーダーされるお客様の中には、海外で挙式あげて、日本に戻ってからホテルなどでお披露目パーティをし、さらにその後、親しい友人だけで2次会をしたりと、日にちに縛られることなく、長期にわたって何度もドレスを着られる方が少なくありません。
そんな時、小さくまとめて、持ち運びしやすいオーガンジーはとても便利ですし、こちらからおすすめすることもよくあります。ウエディングドレス以外にもチュールを作ったり、また、制作後の残った生地を利用して、ドレスにつけるお花を作ることもあります。
お客様の中には生地を持ち帰られて、ご自分でリングピローなどを作られる方もあり、これもオーダーならではお楽しみのひとつです。

今後も目が離せないオーガンジーの世界

いまのデザインの傾向として、ちょっとシンプルになりすぎているように感じるので、もう少し大人っぽい、フリルを多用したようなドレスが今後、何点かまとめて出せればいいなぁと思っています。
また、洋風のドレス以外に、ご家庭で眠っている着物を、リメイクして作る和ドレスの注文も承っているのですが、例えば、白無垢の生地にオーガンジーのフリルなどを組み合わせても素敵です。
最近は、ベーシックなオーガンジーに加え、さらに高級感があり、サテンほど堅苦しくなく、遊びのあるデザインができるサテンオーガンジーにも注目しています。サテンに代わるものとして、初めてサテンオーガンジーを使った時の感動は今でも覚えています。その頃より、さらに柔らかい風合いのものが登場しているので、フリルなどに、これから使っていきたいと思います。

Profile
ドレスメーカーから独立後、東京・大阪のホテルやブライダル専門店でオーダー部門を担当。女優やキャスター、スポーツ選手の奥様などのウエディングやフォーマルドレスを手掛け、2003年2月、大阪にアトリエショップをオープン。着物地を生かした和ドレスの制作なども行っている。
NDC(日本デザイナークラブ)賞、女性自身賞受賞。
http://www.occn.zaq.ne.jp/sala/
(ウエディングドレスを1着作るのに必要なオーガンジーの寸法目安) 洋服なら3mぐらいのイメージですが、ウエディングドレスとなると約10〜15mぐらいは必要です。洋裁をやっている知り合いの方に頼んだり、ご自分でドレスを作られる場合は参考にどうぞ。